正倉院正倉整備工事第1回現場公開 その2 |
■1階
床下の丸柱が4本×10列=合計40本あって(1本が直径約60cmとのこと)、巨大な本屋(間口約33m、奥行き約9.2m)を支えている。いずれも自然石の礎石の上に立てられる。床下の高さは約2.7m。
■2階
建物本体の部分を見られる。よく知られるように北倉・中倉・南倉の三倉に仕切られており、今回は光明皇后が奉献した宝物を収めていた『北倉」の入り口が開放されていて、内部を見ることが出来た(現在、宝物は鉄骨鉄筋コンクリート造りの西宝庫=昭和37年・1962年建築=に収蔵される)。内部はハシゴが掛けられ二階作りであることが判る。北倉と南倉は有名な校倉造りである。
中倉には勅封(正式のものでは無いとのこと)が結ばれていた。
屋根は今回の主眼であるので次回に→