平城宮跡朝堂院跡広場の舗装問題 |
平城宮跡朝堂院広場の整備について、国土交通省は1日、自由参加の一般説明会を10日に開くと発表した。
平城宮跡の保存と整備計画、今回の工事内容について説明する。参加者の意見を聞く時問も設けるとのこと。
会場:奈良市登大路町の奈良商工会議所大ホール(近鉄奈良駅北東直ぐ)
弛緩:午後2時から約2時間(予定)
問い合わせ:国交省平城分室、電話0742(36)4327。
「文化庁」は工事必要と 不法行為など懸念してのこととー
舗装反対の署名などが行われている平城宮跡朝堂院広場(奈良市佐紀町)の整備について、文化庁は1日、見解を発表したと報道された。
整備が地下遺構に影響を与えず、宮跡全体で広大な緑地が保護されていることを強調、「不法行為を誘発する荒れ地ではなく、きちんと整傭された緑地であるべき」としている。
「地下に影響なし」
見解は「平城筥跡の保護ー国家100年の国民的プロジェクト」と題して矢野和彦記念物課長(46)が執筆、報道機関に発表したと報道された。
今回の整備について、透水性のある土系舗装で、地下遺構には問題がない▽雑草などで荒れ放題の場所も多く、不審火や不法投棄が発生している▽国民が古代都城を体験的に理解できる場として整備するのが基本方針で、復元整備は重要な要素ーーなどとしているそうな。
宮跡内にはセイタカアワダチソウなど外来植物も多く、周辺住民から整備を求める声が多数寄せられているとう。
矢野課長は「整備の全体像が理解されておらず、リアリティーのない議論が続いている。正確な情報を基に理解を深めてもらえれば」と話した。
キチンと整備される必要性は否定されていない。4万5千平方メートルの広い空間を広場にすることに対しての疑問だという事が認識されている??。公園化全体の構想なんて、今まで一度もそういう情報に接しておらず反対運動が起こって初めて、慌てふためいて見解を出したというのが本当の所ではないのか。民間ではそれをお役人根性と見る。反対運動が無ければそのまま済ましていただろうに・・・。
今回の整備は国土交通省が行う国営公園整備の一環で、朝堂院広場の約4万5千平方メートルを土で舗装する。奈良市在住の作家、寮美千子さん(56)らが、地下水の変化で地下遺物が破壊され、整備区域の生物も死滅するとして反対運動を展開している。
短期間で1万5千筆以上の署名が集まったというのも、如何に国民の関心が高いかを示すものであろう。