『祈りの回廊』完成・配布中 |
9月から来年3月の間、期間限定で拝観できる県内43社寺の秘宝・秘仏などの特別開帳の日程や内容をまとめたパンフレットが完成し、県内の観光案内所や主要駅などで配布が始まった。県ならの魅力創造課は「今回を逃せば一生目にすることのできない内容が満載」とPRしている。
修理中の薬師寺東塔(奈良市、国宝)の上にまつられている装飾物の水煙は、間近で見られるのは61年ぷり。通常は6月の3日間しか公開されない唐招提寺の鑑真和上像(国宝)は10月5~7日に特別公開等々。貴重な機会を逃さないためには最適の冊子といえる。
同課が事務局で、旅館組合や市町村長などが参加する「巡る奈良実行委員会」が2010年から毎年2回発行。「奈良公園・ならまち周辺」「大和郡山・斑鳩・信賢山周辺」「五條・吉野周辺」など、エリアことにまとめている。秘宝や秘仏の概要と、詳細な所在地の他、末尾には「仏像の楽しみ方」と題し、仏像に、ついて理解を深めるための分かりやすい説明も添えた。パンフレツトは無料。
問い合わせは同課(0742・27・8974)。