第一次大極殿院地区の発掘調査の様子 |
フェンスに貼られた説明を以下に掲げる(一部省略)。
既に1971年居今回の調査区と東西対称の位置を発掘しており、そこでは大極殿院内の排水設備や井戸の遺構が確認されている。
奈良時代には、元日朝賀などの儀式の際には幢竿が立てられたと考えられ、奈良時代後半の第2次大極殿院では大極殿の前方に幢竿の遺構が確認されている。同じように第1次大極殿院でも、幢竿があった可能性があり、今回の調査区周辺に立てられた可能性があるが、ただし、対称位置を発掘した1971年の調査では、奈良時代後半以降に敷かれた礫敷に覆われていたため、奈良時代前半の以降は確認されていない。
そのため今回、礫敷の下層の遺構を調査することで、奈良時代前半の様相の解明を期待している。
なお、現地説明会は既報のように、平成26年3月8日(土)午後1時30分より1回説明が行われる予定。※小雨決行