春日大社神苑の御衣黄サクラ咲く |
八重桜を品種改良した園芸種で、天皇の衣装「御衣」にちなんでこの名が付いたという。開花した当初の緑色が次第に淡くなり、中央の花びらに赤い筋が入り、淡いピンクに見えるように変化するという。
先に紹介した西大寺の御衣黄は細い枝に丸く固まって花が咲くといった状態だが、神苑のものはまた違った趣で、咲き始めのせいもあって緑色の濃い花が茶色い葉の間に咲いていて、少し離れると回りに溶け込んで花の咲いているのに気付かない有様。
神苑ではわざわざロープで囲い、遊歩道の傍らに案内の看板を出していた。御衣黄の左には「ヒメリンゴ」の花が真っ白に咲いている。
萬葉植物園の開園時間は午前9時~午後4時30分。
拝観料は高校生以上500円、小中学生250円。
問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。
なお、奈良市内で有名な転害門裏の市立堤阪小学校の御衣黄はまだ、ツボミの状態だった(15日現在)。