写真と切り絵「花会式」2人展:明日まで |
◆クロネコならTABIセンター2階で開催中
奈良・薬師寺の法要・修二会(花会式)をテーマにした野本暉房(てるふさ)さん(73)の写真と、西村幸祐さん(66)の切り絵約20点を展示する作品展が、同市樽井町のクロネコならTABIセンター2階で開かれている。入場無料で5月8日まで。
野本さんは写真歴50年。定年を機に県内の寺社の年中行事を撮影している。西村さんはコンピューター関連会社で役員を務める一方、仏像の切り絵を手がける。共通の友人を通じて知り合い、初めて企画した。
野本さんは寺の許可を得て、法要の行に籠もる練行衆10人が五つの戒めを守ることを誓う「授戒」や、練行衆が金堂の基壇からたいまつを投げる「神供」などを撮影。西村さんは金堂の薬師如来像や、最終日の31日にある「鬼追い式」を取り上げた。ともに「展示が多くの人に花会式を一層、楽しんでもらえるきっかけになればうれしい」と話している。午前9時30分~午後6時。問い合わせは同センター(0742-21-6004)。