今年も東院庭園観月会 ―天平三年絵巻―開催 |
東院庭園は奈良時代の宮殿内における庭園の在り方を知る唯一の遺跡として大変貴重なものです。長年にわたる奈良文化財研究所の発掘調査の結果、全容が明らかとなり、平成10年に復原整備されました。 その後、当時の様子を理解する実態的な展示の場として有効活用が模索され、平成24年からは「天平祭」において「よみがえる古都の宴」を開催するとともに、昨年度より、当時の様子を復元した「観月会」を開催しています。 この度、奈良文化財研究所がおこなった研究成果をふまえ、当時の観月遊興の様子をより忠実に再現するとともに、解説をおこないますので、古代の饗宴の姿に思いをはせていただければ幸いです。
【日 時】
平成26年9月27日(土)18時30分から20時 (受付開始:18時00分(着付け体験参加者は17時30分))
【会 場】
奈良市佐紀町 平城宮跡 東院庭園 (新大宮~東院庭園間の送迎バスを出します。(着付け体験参会者は直接会場に集合願います。)) <駐車場はありません。送迎バスをご利用下さい。> ※雨天時は、平城宮跡資料館講堂に変更します。
【定員数】
150名(着付け体験参加者10名を含む。)
【参加料】
2500円(着付け体験参加者は、別途、2000円(クリーニング代)が必要です。)
【プログラム】
18:30 主催者挨拶
18:35-18:45 ミニ講演 奈良文化財研究所の研究員が古代の饗宴、食事等について解説をおこないます。
18:45-19:15 音朗読絵巻「月夜に詠む万葉恋歌」 横笛の調べに乗せて、万葉恋歌「万葉集」を朗読し、『小さな恋の万葉集』著者、奈良大学教授上野誠先生が解説をおこないます。
19:15-19:25 ミニ講演 奈良文化財研究所の研究員が東院庭園の発掘から復原整備までの調査・研究について解説をおこないます。
19:25-20:00 衣装絵巻「天平三年の人々」 天平三年晩秋、東院庭園で聖武天皇一家の私的な宴席がもたれました。雅楽寮(うたりょう)の官人たちの調べに乗せて、聖武天皇・光明皇后はじめ、廟堂の主立った人物が登場します。
【古代食メニュー】
・ 蘇(そ) 乳製品
・ 楚割り(すわやり) 魚の干物
・ 脯穴(ほじし) 干し肉
・ 白酒(しろき) にごり酒 など
※ 料理は当日変更になることがあります。
※ 白酒は、どくだみ茶に変更できます。飲物は、一人2杯までです。 <古代食の提供にあたっては、奈良パークホテルが協力しています。>
【着付け体験】
希望者の中から10名の方に天平衣装を着て、観月会に参加していただきます。着付けをおこなっていただくため、集合時間が早くなっています(17時30分)のでお気を付け下さい。なお、参加者は現地集合をお願いします(駐車場はありませんので、自家用車でのおこしはできません。)。また、着付け体験は、クリーニング代として、参加料の他、別に2000円が必要となります。
【応募資格】
どなたでも御応募いただけます。ただし、着付け体験は成人のみとなります。 ※ 未成年者は、どくだみ茶の提供になります。
【応募方法】
往復はがき(一人の方が複数通の応募をすることはできません。複数通の応募があった場合でも、1回の応募として取り扱います。)
【往復はがきの記載方法】
●往信表面 下記の送付先を御記入ください。 (送付先)〒630-8577 奈良市佐紀町247-1 「東院庭園観月会」係 ●往信裏面 ・ お申込みされる方のお名前(ふりがな)、年齢、性別、郵便番号、住所、電話番号(昼間に連絡がつく番号)、飲物(白酒又はどくだみ茶) ・ お連れ様のお名前(ふりがな)(1名まで)、年齢、性別、飲物(白酒又はどくだみ茶) ・ 着付け体験を希望される場合は、希望者の名前 ・ その他(お身体の不自由な方はお知らせください。) ・ 今回のイベントをどのようにお知りになったかを御記入ください。(任意) ●返信表面 お申込みされる方の住所、お名前を記入してください。 ●返信裏面 何も記入しないでください。
【応募受付期間】
平成26年8月12日(火)から8月29日(金)の当日消印まで有効
【当選・落選の決定】
抽選にて決定します。(返信はがきで当落の連絡をします。)
【当日お持ちいただくもの】
返信はがき、年齢がわかるもの
【お問い合わせ】
「東院庭園観月会」事務局 電話:0742-30-6711
〔受付時間〕 10時から16時まで(土日祝、イベント当日を除く) 10時から20時まで(イベント当日のみ)