明日からから般若寺 110年ぶり国宝の楼門開門 |
コスモスの寺として知られる奈良市般若寺町の般若寺(工藤良任住職)は、来月下旬のコスモスの見ごろに合わせ、10年ぶりに国宝の楼門を開門する。
楼門は、鎌倉時代に同寺が再興されたときの伽藍の回廊遺構。和風の中に天竺様式の影響が見られる建造物で、楼門の中でも均整の取れた形で回廊建築の傑作とされている。
工藤住職は「以前は、参拝者の多いときに楼門から入っていたが、人手不足もあって中止していた。近年、参拝者から『楼門をくぐって入りたい』というご意見を数多くいただいていた」と、開門の理由を話している。
開門は9月27、28日と10月4、5、11、12、13日。いずれも午前10時から午後4時まで。拝観料は大人500円。
この時期にコスモスは満開になる。境内では寺宝特別公開も行なわれる(別途拝観料必要)。
問い合わせは同寺、電話0742(22)6287。