仏様と一緒に、般若寺・スイセン花盛り |
スイセンはヒガンバナ科の多年草で、原産地はスペインやポルトガルを中心とした地中海沿岸。アフリカ北部にもあり、原種は約30種ほどに上るという。冬から香にかけて白や黄色の花を咲かせる。
同寺では境内一帯に約1万本が植えられているそうで、今季は例年より半月ほど早く昨年12月上旬から開花したとのこと。今は5・6分咲きで、「2月中旬ごろまで楽しめそう」と言われる。
江戸時代の元禄年間に寄進された西国三十三観音霊場の石仏(かつては十三重塔の周囲を囲んで安置されていた)の周辺に群生し、石仏を白い花で彩る。例年より石仏に近い所に植えられたスイセンは群をなして咲いており、枯れた花も見当たらず、多くの人がカメラを向けていた。