きのう 春日大社「節分万燈籠」 |
20年に1度、社殿の修復などを行う「式年造替」が進む春日大社で3日夜、境内にある灯籠約3千基に明かりをともす「節分万燈籠」が営まれた。
午後5時ごろ、本殿修理に伴って祭神が移された仮殿「移殿」で花山院弘匡宮司が灯籠に点灯。続いて、平安時代天から現在までに奉納された石灯籠約2千基とつり燈籠約千基に奉仕団体のメンバーが火を点し、境内は幻想的な光に包まれた。
舞楽の奉納に続いて、廻廊内の特別拝観が始まり、多くの参拝者でにぎわった。
19時ころバス停「表参道」から詣る。真っ暗になった参道に燈籠の灯りだけが灯っていて、足元が不確かで年寄りには心もと無い道中になる。日頃歩き慣れていると言ってもそれは真っ昼間のこと、耳鼻科の主治医曰く「歳取ると平衡神経の衰えでバランスが取りにくくなる、足幅を広くして安定しようとする」と、昨夜の歩く様を見ていたように言う。
混雑を避けるためか南門からの進入は止められていて、夫婦大国社へぐるりと廻り、若宮を経て南門へ至る。右手から特別拝観の回廊→御仮殿→回廊と巡る。清浄門から出て駐車場へ降りた。旧新公開堂横のバス道を西へ行くが暗くて、時折通る車のヘッドライトにビックリする。懐中電灯は持っているもののヒヤヒヤしながらの帰路だった。