大仏さまの回りを巡り復興を祈る |
大震災が起きた2011年のお盆に始め、13年からは紀伊水害の犠牲者も慰霊している。国宝の大仏さま(盧舎那仏坐像)の前で、狹川普文別当が被災地の復興を祈願。僧侶と参列者が般若心経を唱えた後、「南無恩徳広大釈迦牟尼仏」と宝号を唱えながら大仏の周りをゆっくりと回った。
両災害から今年で5年。案内を頂いて初めて参加させて頂いたが、東北から知人が今も復興途上の有様を伝えるミニペーパーを折々届けて呉れるのを読んで、まだまだ被災地の痛手は癒えていないと感じる。自分に出来ることはただ祈ることと考え、参列し一日でも早い復興を願い手を合わせた。
▽中門横の西袖門で入堂を待つ参列者(18:15頃)
▽入堂=壇上の指定された席に着く
▽式次第
▽唄・散華 かなり長い唄のあと散華衆が大仏さまの廻りを経を唱えながら行道※
▽表白 狭川普文別当 よく通る爽やかな声で朗々と願文を述べられる。
▽行道 参列者一堂が「南無恩徳広大釈迦牟尼仏」と唱えながら、大仏さまの廻りをユックリ1回回る。※
▽三礼 終わって退堂 この間、1時間。
大仏さまの座られる壇上に上がったのは初めてで、左手の辺りに座って極く身近にそのお姿に接した。法要の始まった7時からは夜間無料公開が始まり、多くの参拝者が大仏殿にやって来ていた。それらの人達も自分の今までの経験から、壇上を見上げて法要の様子を見ていたのではないだろうか。
法要が終わって下へ降りると、大勢の人・・・中門から大仏殿までの石畳の広場も、ビッシリと埋め尽くされて昼間よりも多いくらい。八角燈籠にも火が入り、観相窓から覗く大仏さまのお顔とが幻想的に臨まれる。
壇上での写真撮影は厳禁と言い渡されたので、かつての記録をアップされていたブログ「土曜日は古寺を歩こう」から許可を得て引用させて頂いた:※写真が該当する。
http://blog.goo.ne.jp/mrslim2/e/f711616ea2082a90f2e004c9d5484315http://blog.goo.ne.jp/mrslim2/e/f711616ea2082a90f2e004c9d5484315