ニワトリが神の使いの石上神宮へ初詣 |
高さ7m、笠木の長さ10mという大鳥居をくぐり、長い列に従って楼門を潜り、本殿で手を合わせて参拝する。境内で珍しくおみくじを引いたら「中吉」だった。ニワトリをかたどったおみくじの有ることを後でTVのニュースで知った。
石上神宮はこの正月三が日で例年より3万人多いおよそ13万人の人出を見込んでいる由。
◆由緒ある建造物
▽拝 殿 [ 国 宝 ]
第72代白河天皇が、当神宮の鎮魂祭のために、永保元年(1081)に宮中の神嘉殿を寄進されたものと伝えられる。建築様式では鎌倉時代初期の建立と考えら、拝殿としては現存する最古のもの。国宝に指定されている。
▽楼門[ 重要文化財 ]
棟木の墨書によると、鎌倉時代末期、第96代後醍醐天皇の文保二年(1318)に建立、重要文化財。
往古は鐘楼門として上層に鐘を吊るしていたが、明治初年の「神仏分離令」により取り外され売却されたという。
▽摂社 出雲建雄神社拝殿[ 国 宝 ]
元来は当社の南方にあった内山永久寺の鎮守の住吉社の拝殿だったが、大正三年に現在地に移築されました。建物は内山永久寺の建物の遺構として貴重なもので、国宝に指定されてる。保延三(1137)年に建立され、その後13・14世紀に2回の改築により現在の構造・形式になったと考えられている。
<内山永久寺は鳥羽天皇の永久年間(1113~18)に創建された大寺院だったが、神仏分離令により明治九年に廃絶し遺構が残るのみ>。