“オシドリ”探鳥で十津川温泉へ |
◆平城宮跡北側の水上池にも居るのだが・・・
◆二津野ダムの“オシドリ”
ここも先に記した紀州半島大水害の影響を受けてダム湖に土砂が流れ込み、水も濁り、オシドリの飛来も大幅に減っていたらしいが、昨年位から飛来数が増えたと云われる。ただ、湖水の濁りはまだ残り泥色の水だった。古い写真を見るとコバルトブルーの湖水に鮮やかなオシドリが泳ぐ姿があるのだが、今回はその風情には及ばなかった。
十津川バスセンターから西熊野街道と言われる道を戻り、吊り橋「猿飼橋」からが絶好の探鳥場所とインターネットにも有ったのだが、現地に行って見ると最近は老朽化で通行禁止になっている。そこで更に道を戻って「猿飼橋」へ行って見たら、居る居る!、向こう岸に2-30羽ほどの鳥がいるのが見える。その内に水浴びをしたり泳ぎ回るのが小さいながら肉眼でも確認出来る位だった。距離的には水上池より少し近いかなというところ。欲を言うともう少し大きかったらいいナというところだが、近くへ寄れるところが判らなかった。上流・下流と見て引き上げる。
今回の宿所「吉乃屋」はダム湖に向かってせり出した半島状の先端にあり、客室はダム湖に向かって窓が開いた造りになっている。
翌朝、食事を済ませて8時過ぎに窓から湖面を見ていたら、正面の木の当たりから一斉に20羽ほどのオシドリが東の方へ飛び立っていった。その後も建設中の十津川第二小学校の工事の音が始まるとまた10羽程がその方向へ飛んでいった(その学校は、3月7日の新聞によると7日に完成式典が開かれるとあった。3校が統合されたという)。群で飛ぶ姿は勿論初めてで数分の内に左右に分かれて飛んで行くのを、声もなく見送った。
9時過ぎにチェックアウトして(この時に往路のバスで貰った乗車証明書を出したら、現金で往復のバス代金が戻された)バスセンターの先の庵之前橋を超えて鳥を見に行きかけたが、帰りのバスの時間も有りほどほどのところで向こう岸にたむろするオシドリを見て、今回の探鳥の旅は終わることにした。2便のバスは10:01発で大和八木駅南口に14:20過ぎに到着した。
2日の間に、村のパンフを幾つか見たが、オシドリを取り上げていないのはどうしてだろうか?。オシドリの地として有名と思っているのに、現地ではさほどでもない印象を受けた。