県営プール跡地「会議施設」9月着工/県庁6階に新食堂再開1日から |
◆ 新ホテルも年内に
奈良市三条大路1丁目の県営プール跡地周辺を活用するプロジヱ ク卜「大宮通り新ホテル•交流拠点事業」が本格的に動き出す。県が 整備するコンベンション施設等がトップを切って9月に着工、同15日に起工記念式典を開く。続いて年内には新ホテル、さらに来春にはNHK奈良放送会館(移転)も着工する予定で、東京五輪開幕前の平成32年4月の開業を目指すという<奈良新聞8月24日>。
同事業では県営プールと奈良警察署跡地を含む3・1ヘクタールに、国際級ホテルを核とした交流拠点を整備する。
このうち県が整備するのは2 • 3ヘクタール区域。 総合建設業の大林組 を代表 企業とする5社のグループが施設群の設計、建設、維持管理、運営などを担う。
施設の概要は、中心となるコンベンション施設が地上2階建て、延べ床面積1万692平方メートル。大会議室と小中会議室計8室などを配置する。大屋根付きの屋外多目的広場は約1000平方メートル。地上 •地下の駐車スぺース には、約400台の駐車場とバス2台分の乗降場、バス3台の駐機場、バス待ち合い所、79台分の駐輪場を整備する。
にぎわい関連では、 延べ床面積5310平方メートルの1、2階スぺースに飲食•物販施設 (1、2階}、屋内多目的広場(2階)を設ける。
随所に県産木材を使用するほか、平城京の条坊制をイメージした通路など「奈良らしさ」を強く意識したデザインを取り入れる計画。
このほか、交流拠点事業では国際ブランド ホテル事業に実績のある森卜ラス卜と世界でホテル事業を展開しているマリオッ卜•インターナシヨナルの提携による県初の国際級ホテル「JWマリオットホテル奈良」を建設、NHK奈良放送会館なども整備する。
◆9月15日に起工記念式典
春日野町の奈良春日野国際フォーラム甍で9月15日(金)午前10時30分~開催の予定。荒井正吾知事ら関係者が集う。県は「いよいよ着工の運び。 関係者の協力でここまで順調にやって来られ た。予定通り平成32年初めの『まちびらき』 にこぎつけたい」(大宮通り新ホテル•交流 拠点事業室)と意気込んでいる。
出席予定者は奈良県知事、県議会議員、国会議員、国土交通省、奈良市長、関係団体 ほか
◆県庁6階に新食堂オープン
平成25年3月で閉鎖されていた食堂を改修し約550平方メートルの広さになり約200席。開庁日の午前11時~午後2時半(ラストオーダー2時)の営業で、一般の来庁者も利用可とのこと。窓からは興福寺の五重塔も見える展望の良さが売りとか・・・。