平城宮跡東院庭園「天平の宴」再現〜少し早い月見 |
平城宮跡の東院庭園(特別名勝)で9月23日午後6時30分から、奈良時代の宮中の宴席を再現する「庭の 宴 ― 渤海 からの手紙」が開かれた。
奈文研が2013年から毎秋、観月会として開いてきたが、今年は中秋の名月が10月になるために、秋分の日の23日に繰り上げて行われる事になった。
◆ 優美な衣装 貴族の宴席~平城宮跡で再現
奈良時代の貴族たちの宴席を再現した「庭の宴」が23日の夜、平城宮跡・東院庭園で開かれた。約130人が参加し、天平文化の世界を楽しんだとニュースは伝えていた(ブログ主も初回の催しに参加した経験を持つ)。
奈文研が主催。古代のチーズと呼ばれる乳製品の「蘇」や白濁した酒「白酒」など、奈良時代の貴族が味わった食事がホテルの協力で振る舞われた。天平衣装をまとった約20人によるファッションショーも開かれ、優美な衣装が闇夜の舞台に浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれた。初回の時は肌寒くて,照明の暗い中で催しの写真撮影は禁じられ、古代食もよく判らないままに終わったという印象が残っている。いまは回数を重ねてより楽しい催しになっているのだろう。
【古代食メニュー】
・ 蘇(そ) 乳製品
・ 楚割り(すわやり) 魚の干物
・ 脯穴(ほじし) 干し肉
・ 白酒(しろき) にごり酒 など
<古代食の提供には、奈良パークホテルが協力>