明日14日(土)から恒例の「地下の正倉院展」 |
◆平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展
-国宝 平城宮跡出土木簡-」
奈良文化財研究所では、2007年より毎年、「地下の正倉院展」を開催し、平城宮・京跡出土木簡の実物展示をおこなってきた。この「地下の正倉院展」は、同年に内裏北外郭官衙出土木簡が重要文化財に指定されたことをうけ、貴重な文化財としての木簡を、広く一般に実物の木簡を見る機会を設けることを目的として始まったものという。
平城宮跡出土の木簡はこれまで、計4件、2875点が重要文化財指定を受けてきた。そして今年9月15日、これら重要文化財を統合しつつ、新たに309点の木簡を加えた計3184点の木簡が、「平城宮跡出土木簡」として国宝に指定された。木簡としては初の国宝指定となります。
このことを記念し今年度は、国宝指定の答申を受けた木簡の実物を出展する特別展が開催されます。平城宮跡の発掘調査最大の成果の一つでもある「平城宮跡出土木簡」を、多くの方にご覧いただければと思います。
【会 期】10月14日(土)~11月26日(日) 月曜休館
【展示期間】会期中、木簡の展示は3期に分けておこないます。
Ⅰ期:10月14日(土)~10月29日(日)
Ⅱ期:10月31日(火)~11月12日(日)
Ⅲ期:11月14日(火)~11月26日(日)
【開催会場】平城宮跡資料館 企画展示室
【開館時間】9:00~16:30(入館は16:00まで)
【ギャラリートーク】
Ⅰ期:10月20日(金)
Ⅱ期:11月2日(木)
Ⅲ期:11月17日(金)
各回14:30~ 事前申し込み不要
【お問い合わせ】
0742-30-6753(奈良文化財研究所連携推進課)
例年の展示で配布されるパンフはA4版16pオールカラーの豪華版で無料配布される。さらに3回に分けられる会期毎にに発行されるA4版20p程度の解説は、出展の木簡についての詳細な解説で、これだけでも資料価値大である。
写真は昨年のパンフと第3期の解説P1と最終p22.。尚、ルーペ持参が望まれる。