◆大宿所祭<15日>にまいる |
春日若宮おん祭りは、平安末期の1136年以来、途切れることなく催される伝統行事で今年は882回目という。
「大宿所」とは、おん祭を奉仕する大和土(やまとざむらい)が身を清めるためにお籠もりする場所です。
15日は、この大和士や、神子(みこ=巫女)さんの華やかな行列が町を練り歩く。JR奈良駅前を午後1時出発くらいしか知らず、小西通りや東向きの北側などを回って、大旅所へ入ると知ったのはそこで貰った案内で、まさに〝後の祭り〟で、辛うじて最後の所で拝見できた。
大宿所では 「大宿所祭」というお祭があり、それにあわせて「御湯立」という行事が行われる。
「御湯立」とは、巫女さんが笹の葉でお湯を降り注ぎ、鈴を鳴らしてお祓いをする行事で、巫女さんは代々同じ家の女性が務められる習わしという。これには特に安産を願う人達が大勢お出でになる由。