平城京跡第708次発掘調査(左京二条四坊十坪)の現地説明会の開催=奈良市教育委員会 |
◆貴族の邸宅?多数の建物跡~平城京
法蓮町の平城京左京二条四坊四十坪に位置し、貴族の邸宅が集まった当時の高級住宅地であった所から、奈良時代中頃~後半の多数の邸宅跡と見られる建物跡が見つかったと、きのう17日に調査を行った奈良市教育委員会が発表した。
中心施設は2棟を一体的に利用した建物だったという。昨年12月下旬から約2877平方mを調査し、調査地の南側で四面に庇がついた大型建物や区画塀などを確認した。四面庇建物は東西18m、南北10.8mで、南側には12m×3mの建物が軒を接するように建っていた。「双堂」の様式に似た建物で、平城京内では長屋王邸や平城宮西宮などに続き四例目という。
大型建物を検出した調査地南側は埋め戻されている。
[奈良市教育委員会発表]
1月から奈良市法蓮町で実施していました平城京左京二条四坊十坪の発掘調査(平城京跡第708次調査)について、調査成果を公開する現地説明会を下記の日程で開催します。
日時:平成29年5月20日(土)10:00~15:00(小雨決行)
場所:奈良市法蓮町363番1他
説明:10:00、13:30の2回
事前申込:不用
費用:無料
アクセス: 電車(最寄駅)~近鉄新大宮駅
バス~近鉄西大寺駅より(JR奈良駅西口行)→不退寺口下車
近鉄奈良駅より(近鉄西大寺駅行)→不退寺口下車
新大宮駅から現地までのルート(徒歩約10分)
→http://yahoo.jp/ZVSrAE
一般駐車場はありませんので公共交通機関を利用してご来場のほどお願い致します。