■きょう19日 唐招提寺の中興忌梵網会とうちわまき |
鎌倉時代に戒律復興運動を推進した覚盛上人の威徳をしのぶ。
13時~法要と舞楽奉納。
15時~鼓楼から約400本のうちわをまき、行事のみ再現。
参加券400枚を9時から配布。年齢など制限あり
▽ 9時~14時30分ごろ、うちわ授与の抽選券を配布。当選1000本が
うちわと交換できる。当選発表は15時。交換は行事終了から16時30分まで。各界著名人挿宅のうちわの展観も行われる。
℡:0742(33)7900。
◆ 伝統行事「中興忌梵網会(ぼんもうえ)」でまかれるハート形の宝扇(=うちわ)
「うちわまき」は約760年続く行事で、鼓楼(国宝)から約400本の宝扇がまかれる。
宝扇は竹の軸(長さ約40cm)に和紙を貼り、「帽子」や「はかま」と呼ばれる五色の飾りを付ける。和紙には「千手観音」と不浄を清める功徳を持つ「烏枢沙魔(うすさま)明王」の真言が書かれている。
宝扇づくりの作業は1月から始まり、僧侶や職員の手作りで計5000本を製作した。軸に使う竹は三重県名張市の市民有志がつくる「宝扇講」が奉納した。
当日は午前9時から南大門付近で、20~60歳の健康な人を対象として、うちわまきの参加券を先着400人に配布。ほかにも抽選で1000本が授与される。抽選券の配布は午後2時半まで。同3時開始。
同寺の石田太一副執最長は「うちゎは覚盛上人の教えを象徴するの。平和で人々の心が安寧であるように願って作っています」と話している。