大型建物遺構に熱い視線 「田村第」説明会に400人 |
2棟の建物や柵の柱穴列をテープで示した還構を、調査を担当した元興寺文化財研究所の藤井章徳研究員が「建物の柱間は3mと長く、地中に埋まっている部分を合め、大型建物の東西幅は21m以上になる」などと解説した。
既に埋め戻した敷地を細かく分割した道路や柵の遺構の写真や、出土した墨書土器や瓦なども現場で展示され、参加者が熱心に撮影していた。
愛知県岡崎市の会社員、吉原誠さん(57)は「現在、住宅街になっている場所に、権力者の建物がかつてあったなんて」と話していた。、【大森顕浩】
【毎日新聞 10/7】