唐招提寺の校蔵 公開中! |
奈良市五条町の唐招提寺で28日、天平建築として知られる宝蔵の公開が五年ぶりに始まった。11月3日まで。
宝蔵は校倉造りで、桁行(けたゆき)7.5m、梁行(はりゆき)六m。中は三層になっており、一階部分を見学できる。今も寺宝が収められ、徳川綱吉の母、桂昌院から奉納された仏具や櫃(ひつ)など約30点が展示されている。
「うちわまき」の故事を残した中興の祖、覚盛上人が書写した「覚盛願経」(重要文化財)も見ることができる。
大阪市から親子で訪れた小倉澄江さん(75)は「宝物を蔵の中で見学できるのがいいですね。大変しっかりしており、1300年の歳月を感じさせません」と話した。
拝観時間は午前9時から午後4時。申し込み不用。
拝観料は大学生以上600円、中高生400円、小学生200円。問い合わせは同寺
電話0742-33-7900 【奈良新聞 10/29】
■6年ぷり宝蔵公開 古代の校倉拝観可能に■■
唐招提寺(奈良市)にある国宝建築・宝蔵(8世紀ごろ)の特別公開が28日、始まった。02年以来6年ぷりの公開で、古代の校倉(あぜくら)の中に入り、宝物が収められている唐櫃などを間近に見ることができる。来月3日まで。
唐招提寺の伽藍(がらん)東側には2棟の校倉が並ぷが、北にある大きい方が宝蔵。南の経蔵(国宝)は正倉院の校倉よりも古いとされる。宝蔵はそれよりもやや新しいとみられている。内部は組み上げられた校木の吸・放湿性によつて外気よりも温湿度の変化が緩やかで、宝物を保存するのに良い環境になるという。
寸法は、東西約6m、南北約7・5m、高さ約9・4m。
北海道網走市から来た主婦、中村恵美子さん(75)は「校倉の中に入る機会はめったにない。日本の木造建築の理想的な姿だと思った」と感動した様子だった。
寺の拝観料(大人600円、中高生400円、小学生200円)が必要。同寺(0742・33・7900)。【花澤茂人】 【毎日新聞 10/29】
何故か公開が1年違う、どうして?。