今日(3日)午後から 象嵌技法の体験もできる! |
◆「もの・ワザ・情報ー古の匠に挑む−」
古墳時代金工品の復元=刀剣や甲冑、忠実に
古墳の出土品とその復元品を並べて展示する元興寺文化財研究所(奈良市中院町)の秋季特別展「もの・ワザ・情報ー古の匠に挑むー」が、同寺総合収蔵庫で開かれている。同研究所が作成した刀剣の復元品などを中心に約40点を展示。
8日まで。
同研究所は、出土遺物の保存処理をしており、その過程で表面に残った物質や痕跡を分析。得られた情報を基に実測図や復元品の設計図を作り、金工作家らと協力して製作する。今回は筥山古墳(兵庫県姫路市)出土の鉄剣や、甲胃の遺物と、当時とできるだけ同じ素材、手法で作られた復元品などを見ることができる。
復元品のほか、製作のための実測図や設計図も公闘。担当した橋本英将研究員は「当時のものを再現するための労力や工夫を、少しでも感じてもらえたらうれしい」と話した。
3日午後1時半から、金属を彫って別の金属をはめ、文様を作る「象嵌」という技法を体験できる子供向けのイベントもある。
午前9時〜午後4時半。無休。
間い台わせは同研究所(0742・23・1376)。 【花澤茂人】
【毎日新聞 11/3】