いにしえの都に思い馳せ 平城宮跡メイン会場 4月24日開幕 |
大和青垣に囲まれた奈良の地に71O年、都が遷(うつ)って来た。そして70余年、日本で初の都城として政治・経済の中心として繁栄し、天平文化の花が開いた。またこの時代、律令制が完成し、日本の古代王朝国家が完成した。いわば日本の国の始まりだ。
それから幾星霜、今年の始まりから平城遷都1300年祭が始まった。そして4月24日、いよいよメイン会場の平城宮跡でのイベントが開幕する。同祭は11月7日まで午前9時から午後4時30分まで(香季・夏季フェアと4〜8月の土日祝は午後5時30分)「いにしえの都に思いを馳せ人々の暮らしと情熱を追体験」をコンセプトに開かれる。第一次大極殿の復原事業が完成するほか、平城京歴史館と遣唐使船の復原展示、平城京なりきり体験館などのパビリオン、平城宮跡探訪ツアー、まほろばステージ、平城京ゆかりの地域等の出展参加、衛士隊の再現、あをによしパレードなどの各種イベントが展開され、かつての文化や人々の情熱を追体験することができる。
各季フエア
■春季 花と緑のフエア 4月24日~5月9日
●平城宮跡の各所を花と緑で飾り演出
●奈良時代の歌垣を現代風のステージイベントにアレンジした平成の歌垣
「花夢絵巻」
●恒例の「平城遷都祭」を特別バージョンで開催
●有名シェフなどの料理を気軽に楽しめる「Cu-Cal I ta1ian in 奈良」
■夏季 光と灯りのフェア 8月20日~27日
●平城宮跡内での幻想的な灯りのインスタレーションや光の作品展
●多彩なアーティストが出演する夕涼みコンサートや光の天平行列
●第一次大極殿や朱雀門等のライトアップ
■秋季 平城京フェア 10月9日~11月7日
●第一次大極殿前庭での著名なアーティストによる特別ステージ
「大極殿音絵巻」
●古代庭園を舞台とした持別ステージ「東院庭園音絵巻」
天平茶を提供するr天平茶会」
●古代宮跡の各所での古代行事の再現
(射礼、騎射、相撲節会、蹴鞠、曲水の宴、平成散楽)
●平城宮跡内での参加型イベント「平城京ミステリークヱスト」
フィナーレを飾る「平城京カーニバル」
【奈良新聞 3/29】