平城京の守護を 西大寺が陶板画で「玄武」制作 |
奈良市西大寺芝町の西大寺(大矢実圓長老)で15日、四方を守る四神の一つ「玄武」の陶板画の開眼法要が営まれた。平城遷都1300年にあわせ、平城京の北の守り神として同寺が制作した。
陶板画は縦80cm、横90cm。高松塚古墳の石室解体を成功させた石工、左野勝司さんがデザインした。解体実験で使った福島県の凝灰岩で石碑を造り、同古墳と同じ組み方で設置した。
この日は、同寺を総本山とする真言律宗の僧が読経。感謝状を贈られた左野さんは「北の守り神として何百年も見守ってほしい」と話した。
四神図は高松塚古墳やキトラ古墳の石室に描かれていた。【奈良新聞 4/16】
設置場所は東門を入って直ぐの四王堂の前にある池の畔にある藤棚の左である。
南門入り口の「御衣黄サクラ」はちょうど満開で、うす緑色の花がビッシリとつけて風に揺らいでいる。境内から離れるので知らない人も多いのではないか。