6日は開山忌 唐招提寺 |
場 所:開山御影堂
拝観料:特別拝観料 大人500円 中高生300円 小学生200円
(上記以外に通常の拝観料が必要:大人600円 中高生400円 小学生200円)
開祖・鑑真大和上を偲び、国宝鑑真和上坐像を収めた御影堂の厨子の扉が特別に開かれ、そのお姿を拝観することができます。
また、それに合わせ東山魁夷画伯奉納の障壁画と襖絵も特別公開されます。
◆◆レプリカで通年公開に〜鑑真和上坐像:唐招提寺
実物用収蔵庫の制作も
奈良市の唐招提寺は3月30日、天平彫刻の傑作として知られる鑑真和上坐像(国宝)に「お前立ち」(レプリカ)を制作すると発表した。現在、坐像は6月の開山忌期間中しか公開されておらず、同寺は「お前立ち」を通年公開することで「修学旅行生など、できるだけ多くの人々にお姿を拝んでもらいたい」と話している。
鑑真和上坐像は高さ約80cm。御影堂の厨子(ずし)に安置され、静かに瞑目(めいもく)する姿が多くの参拝者を引きつけてきた。6月の開山忌で東山魁夷画伯の障壁画と併せて公開されている。ただ1年の大半は拝観できないため、中国から訪れた参拝者ががっかりすることもあるという。
壊れやすい脱活乾漆像で、安全面からも「お前立ち」の制作を検討してきた。大きさや色合いのほか、技法も忠実に再現する
鑑真和上坐像の専用収蔵庫の制作も併せて検討しており、「お前立ち」を通年公開する一方、実物を収蔵庫に保管して万一の災害に備えたい考え。開山忌の期間中だけ御影堂に戻すなどの方法を検討している。 【奈良新聞 3/31】