史跡「頭塔」特別公開を見学 |
帰りは予定通り浮見堂を通り春日大社の一の鳥居へ出て,春期公開中の興福寺北円堂へ寄って快慶作の諸仏を拝観して帰る。
ナント・なら応援団(南都銀行OB有志)のボランティアサークルの方の説明を受けてから、四方を見て回る。修復以前は石仏は露座だったので陽の向きにもよるが立体感のある状態で見られたが、修復後は屋根が設けられたために正面からの光になり、薄肉彫りの像は甚だ見にくくなった印象を受けた。修復以降でも今回で4回目の見学になる。今朝の「奈良新聞」に紹介記事が出ていた。
《二・三の文献から》
❶昭和4年(1929)9月刊行の西村貞『南都石佛順禮』(太平洋書房)には頭塔の石仏の配置図が収められている。
❷頭塔の図
『奈良県史蹟勝地調査会第3回報告書』(大正5年3月30日) 奈良縣
佐藤委員報告<一、頭塔山の石仏>より
所在:奈良市上清水町字頭塔町(官有地)
構造:一見セル所、方墳ノ如ク、三段ヨリ築キ上ケラレ、其頂ニ五輪塔アリ・・・・。