璉珹寺阿弥陀如来(特別公開中)とオオヤマレンゲ |
上半身は裸、下半身に袴をまとう。全身が白く塗られたお姿で、釈迦・阿弥陀二体の印相と説明される他に類例のない印相をとられ、飛雲の上に立っておられる。本来は阿弥陀三尊とされ、脇侍に観音・勢至菩薩(後世の作)を祀る。なお、恵心僧都の作という言い伝えがある。
阿弥陀像の腰にまとう袴は50年に一度未婚の女性によって「お取り替え」が行われるといい、ちなみに次回は平成60年とのこと。
拝観期間は5月31日まで。同時間は午前9時から午後5時まで。
拝観料は大人400円、中高生200円。
19日と25日には境内で野だて(有料)、森井康文さんによる二胡の奉納演秦が行われる。問い合わせは同寺、電話0742(22)4887。
目下、境内にオオヤマレンゲの花が咲いていると先頃、毎日新聞奈良版が報道していた。15日に開花して約2週間楽しめるとある。オオヤマレンゲは関東北部以西、四国、中国、九州地方の山地に分布し、直径5~8センチの白く香りのいい花を咲かせる。
その西隣に早良親王(追号:崇道天皇)を祭神とする「崇道天皇社」が鎮座する。朱塗りの大きな鳥居が人目を引きつける。本殿は一間社春日造檜皮葺(元和九年霜月四日造営=棟札)、春日大社式年造営によって若宮社旧本殿を移したもの。