ヤバいほど、好きよ。~奈良市観光ポスター |
全国の自治体や観光協会から宣伝ポスターを募る「第61回日本観光ポスターコンクール」で、奈良市観光協会のポスターが審査員特別賛に選ばれた。6月12日に東京都内で表彰式がある。同協会は「奈良のイメージ向上につながればうれい。増刷し、絵ハガキも作り、より多くの人に見てもらいたい」と喜んでいる。
コンクールは日本観光振興協会主催で1947年から続く。作家の伊集院静さんらが優秀作を決めるための審査員を務める。写真やデザインの良さ▽訪れてみたいと思わせる誘客性▽地域のイメージに合うかの地域性-などが審査される。今回からコンクールのホームページで好きな作品を選べるオンライン投票も始まった。
市観光協会は、11年9月にコンペを実施。大阪市の広告代理店「JR西日本コミュニケiションズ」が制作した作品「ヤバいほど、好きよ」を市の観光ポスターに採用して展示を始めたところ、見た人から「可愛い」「奈良のインパクトかある」と好評だったため、コンクールに応募した。
日本観光振興協会によると、風景やイベントの写真でなく、鹿のアップを題材にした点や、一次番査を通過した52作品が対象のオンライン投票で3番目の得票だったことが審査員の高評価につながったという。