唐招提寺の結縁写経会 |
今秋の写経会は11月16日(土)と17日(日)の両日、御影堂宸殿 鑑真大和上宝前で行われる。初日の16日午後参加する。御影堂の入り口を入って直ぐ右側の紅葉が鮮やかに目に飛び込んでくる。丁度通りかかった執事さんがここ数日の寒さで一遍に色づきましたと、話されていた。
受付を済ませて宸殿に行くと、暫く待つように指示され縁側で日向ぼっこをすること15分あまり(今までで初めての経験)、呼ばれて入室し鑑真大和上像の左前方に座す。帳が開けられ尊像が拝める。
「般若心経」を心落ち着け書写すること小一時間、和上像前に奉納し焼香・礼拝して退室する。約30人が書写しているが寂として物音一つ無い静寂の空間である。お茶を一服頂戴したが、床の間には後桜町天皇(江戸時代の女帝)の書が掛かっていた。
次回は来年の4月に御影堂修理の為の写経会として行う予定とのことだった。
御廟に詣り帰路につくが、参道両側の苔が鮮やかな緑色を呈し綺麗だった。