今日から13日迄 東大寺本坊のふすま絵を公開 |
一昨年亡くなった日本画家小泉淳作さんが平城遷都1300年に向けて5年がかりで仕上げた大作で、「吉野の桜」(高さ約2メートル、幅約5.7メートル)や鳳凰、蓮が描かれたふすま絵40面が各部屋に並ぶ。
筒井寛昭別当の話では「当初の鮮やかな色が少し落ちついて、より味わい深くなってきた」と話されているという。
庭では、校倉造りの木造経庫(奈良時代、国宝)の前のしだれ桜が散り始めている。明治の大仏殿大修理落慶法要の際、大正天皇から贈られた銀大香炉(直径55センチ、高さ70センチ)や、聖武天皇の命日(5月2日)法要で使われる「輿」など日頃は見られない品々5点も展示される。
11日〜13日 午前10時~午後5時、大人1000円。小学生以下は無料。
問い合わせは東大寺(0742・22・5511)