古都の空に赤銅色の月浮かぶ |
今朝の新聞各紙を見ると、高気圧に覆われて、各地で皆既月食が見られたよう。平城宮跡では大極殿を前に赤銅色に光る月が浮かんだ。皆既月食の観察は三年ぶりという。
月食は地球と月が一直線に並び、月が地球の影に入って起こる。太陽の光が地球の大気で散乱、屈折してかすかに赤い光が届くため、赤銅色に見えるのだとのこと。
昨夜は、東の空に上がった月が午後6時15分から欠け始めたが、この頃は雲がかかり見えたり隠れたりの状態だったが次第に晴れ上がり、同7時25分には赤銅色に鈍く光る皆既食となった。皆既食は約1時間続き、次第に輝きを取り戻した月の光が、大極殿を照らした。写真は奈良新聞に掲載されたもの。