31日に春日大社で復元「万葉蹴鞠」の宴 |
「万葉蹴鞠」は平安時代の貴族の遊びとしての蹴鞠と異なり、鞠を蹴り合って相手の陣地に落とせば点が入るというスポーツ。7世紀始めに中国から伝わった蹴鞠は軍事修練の一環として競技性が高かったとされ、NPO法人「奈良21世紀フォーラム」が平成14年に復元した。
今回は、春日大社の60年次式年造替を記念し、同社とゆかりのある中臣鎌足と中大兄皇子が飛鳥寺で蹴鞠を通じて出会ったとの逸話にならい、両者にふんした観覧者の前で万葉蹴鞠を行うという。
同フォーラムの福嶋重博監事は「日本サッカーのルーツとして、ゆくゆくは競技として確立したい」と話した。
当日は午前10時半から、春日大社の「林檎の庭」で奉納蹴鞠が行われた後、飛火野で同11時と午後1時15分から蹴鞠競技を実施。終了後は蹴鞠体験もできる(雨天中止)。
問い合わせはNPO法人「奈良21世紀フォーラム」(電)0742-24-4766