平城宮跡で2万5千羽のツバメが空中ショー |
"サーチライトに照らされ流星のように輝くツバメ(9月3日18時30分ごろ撮影。約2万5000羽の「ツバメのねぐら入り」が観測されたと、奈良経済新聞が9月7日号で報道していた。以下、その紹介。
◇見る人を楽しませるかのように飛び回るツバメ
スズムシの鳴き声が響く平城宮跡で18時20分過ぎ、数羽のツバメが今日のねぐらを確認するかのように数分にわたり旋回し始めた。その後南東から1000羽を超えると見られるツバメの大群が押し寄せ、時間がたつごとにその数を増し、10分ほどでツバメの影が空一面を覆った。
平城宮跡・第一次大極殿の前庭を飛ぶと、同所をライトアップするサーチライトにツバメが照らされて流星のように輝く。ツバメはまるで見る人を楽しませるかのように上空を何度か旋回した後、空から降るようにねぐらに入る。
同会の堀本理華さんは「ツバメが驚くのでカメラのフラッシュなどの強い光や大きな音を立てず、ねぐらのある茂みに入ることもやめてほしい。静かに見守ってほしい」と呼び掛ける。
同会では、全国のねぐらを紹介する「ツバメのねぐらマップ」を製作し無料配布している。申し込みは同会ホームページまで。