キン肉マン 県とタッグ=奈良県大芸術祭 |
人気漫画「キン肉マン」とゆかりがある奈良県が、古都・奈良らしい「超人」キャラを誕生させようともくろんでいる。イラストの原案を今月末まで募集しており、作者である漫画家コンビ「ゆでたまご」の嶋田隆司さん(54)が仕上げる。キン肉マンとタッグを組んで、奈良をアピールというする狙いを持つという。
キン肉マンには、奈良にちなんだ超人や場所が登場する。顔が3面、腕が6本のアシュラマンは、興福寺の国宝・阿修羅像を彷彿とさせる。東大寺や猿沢池ではロビンマスクやテリーマン、ラーメンマンらが特訓し、薬師寺とみられる場所では、キン肉マンが必殺技「完璧マッスル・スパーク」を完成させる。
自宅にあった単行本の影響で、小学生の頃からキン肉マンの大ファンだった県文化振興課主査の中村瑠璃子さん(33)がこれらの設定に着目。開催中の芸術の祭典「県大芸術祭」に合わせて新キャラのイラスト募集を発案した。
依頼を受けた嶋田さんは、「イラストは神社仏閣にとらわれず、食文化など地元の人しか知り得ない要素も取り入れてほしい」と注文。「リライトして長く愛される奈良のキャラにしたい」と乗り気だ。嶋田さんは11月14日、奈良市で開く講演会で応募作品について解説し、優秀作を数点選ぶ。
県によると、優秀作をもとに嶋田さんが仕上げる新キャラは、インターネット上で公開する以外、今のところ活用方法は未定とのこと。いいアイデアを出して県にアピールすることも有りか???。
イラスト募集に関する問い合わせは、県文化振興課 ☎ 0742-27-8478