なら国際映画祭主催『星空上映会』 |
奈良公園 寝ころび映画
◇20日から初の星空上映会
◇松本零士さん制作秘話や屋台、縁日も
秋の夜長、奈良公園で星空の下、映画を楽しみませんか――。NPO法人「なら国際映画祭実行委員会」(奈良市)は20日から3日間、奈良公園内(同)の春日野園地で、「星空上映会」を初めて開く。2016年に行われる「第4回なら国際映画祭」のプレイベント。普段とは違った雰囲気で映画の魅力を堪能してもらうとともに、古都・奈良を舞台にした同映画祭をPRする。
東大寺南側の会場に、縦4メートル、横8メートルのスクリーンを設置。来場者は、芝生の上で座ったり寝ころんだりしながら観賞できる。
20日は、劇場版アニメ「銀河鉄道999」を上映。上映前に原作者の松本零士さんが登場し、制作秘話や作品に込めた思いなどを語る。また、市民吹奏楽団が、劇中の曲を演奏し、上映会を盛り上げる。
21日は、インドのコメディー映画「デリーに行こう!」を上映。インド舞踊を現代風にアレンジした「ボリウッドダンス」のミニレッスンもある。
22日は、イギリス映画「ワンチャンス」。昨年のダンスの全国大会で準優勝した奈良市立一条高のダンス部がパフォーマンスを披露する。
会場には、県内外の人気カフェや雑貨店などの屋台約30店舗が出店。輪投げや射的などの縁日も催され、普段なかなか映画館に足を運べない子供連れも楽しめる。
同実行委のレイノルズあいさん(41)は「奈良の魅力を世界に発信しようと始まったのが、この映画祭。東大寺大仏殿や鹿が見える奈良らしい場所でプレイベントを開催することで、映画祭のことをもっと多くの人に知ってもらえたら」と話している。
各日とも開場は午後4時、上映は同6時45分頃から。小雨決行で荒天中止。前売り券は、1上映ごとに中学生以上1000円(当日券1500円)、小学生500円(同700円)、未就学児無料。
上映会の資金は、不特定多数から集める「クラウドファンディング」で募っており、優先座席や映画作家河瀬直美さんのサイン入りTシャツなどの特典が付く。
申し込みはホームページ(https://www.makuake.com/project/hoshizora2015/)から。
問い合わせは同実行委員会 ☎:0742-95-5480