寒い真冬・平城宮跡大極殿広場で新観光「光る巨大な人形」〜イベント創出 |
来年1月29日から2月2日まで奈良市の平城宮跡を主会場に開く新しい大規模イベント「大立山まつり」で、県は24日、イベントの目玉として平城宮跡内を巡行する4基の山車(だし)「大立山」概要を明らかにしたと伝えられた。
県のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親で彫刻家の薮内佐斗司東京芸術大学大学院教授が描いた、厄を落とし災いから守るとされる四天王像を中心にしたデザイン4基を製作するというもので、1月中旬をめどに組み立てる。
計画では、広陵町などで人より少し大きい人形「立山」を作り、無病息災を願う伝統行事にちなんで「大立山まつり」と命名。今年度補正予算に事業費として2億円を計上した。約3万人規模の集客を目指す。イベント全体は電通関西支社が運営、県は地域の伝統行祭事の実演も行う。広陵町など
県内各地の立山祭のほか、すすき提灯(御所市)、神武祭行列(橿原市)、獅子舞(曽爾村)、龍神舞(宇陀市)など、これまでに約20ほどの実演が決まっているという。
期間中は会場へのシャトルバスも運行。各種キャンペーンと連動した特別プランやイベントガイドブックの作成、首都圏でのPRにも力を入れるとしている。