観光客誘致の顔は海竜王寺のご本尊 |
奈良の歴史・文化の魅力を深め、奈良大和路への観光客誘致を促進するため、奈良県・ 奈良市・西日本旅客鉄道㈱・近畿日本鉄道㈱・奈良交通㈱の5者共同で、昭和29年から多くの国宝や重要文化財の仏像を取り上げてポスターを制作してきた。
今回、95作品目となるポスターが下記のとおり制作されて、近鉄やJR西日本の主要駅で掲示される他、一般にも販売されている。
1 ポスター内容: 十一面観音立像(海龍王寺 /重文/鎌倉時代) 撮影:小川光三(飛鳥園)
2 印刷仕様:B1版サイズ(縦 1,030mm×横 728mm)、カラー
3 掲 出 先 JR西日本管内及び近鉄の主要駅等
4 販売事務局及び販売方法
①一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー 〒630-8213 奈良市登大路町38-1 奈良県中小企業会館2階 ℡ 0742-23-8288 ※「窓口販売」のみ
②公益社団法人 奈良市観光協会 〒630-8228 奈良市上三条町23-4 ℡ 0742-22-3900 ※「窓口販売」及び「通信販売」(通信販売は別途送料が必要です)
4 販売価格:1枚 1,000円(消費税・地方消費税別)
5 販売枚数:限定250枚
▽十一面観音立像 海龍王寺 木造、彩色、截金 像高:94.0cm 時代:鎌倉時代 重文
特 徴: 光明皇后自ら刻まれた十一面観音像をもとに、鎌倉時代に慶派の仏師により造立された。金泥のお姿で、切金文様と、鍍金を施した装身具は精微を極めており、 頭部の自然な俯きに優しい手の動きや腰のひねりなど、姿勢までもうつくしい像である。 昭和28年までは秘仏となっていたせいか、保存の状態が大変良く、たくさんの装飾具を身につけていることに加え、切金文様がふんだんに使われた衣の文様や模様と相まって、華麗なお姿となっている。
普段は秘仏で今年は3月23日(水)〜4月7日(木)に公開される。