■早春を告げる「若草山焼き」~あす28日(土) |
◆花火や「奉納太鼓」演奏も
古都奈良に早春を告げる「若草山焼き」が、28日午後6時半から、奈良市の若草山一帯で行われる。
江戸時代から続く伝統行事で、市内を見下ろす若草山(高さ342m、面積約33ヘクタール)の草地を燃やす。その起源は山上にある鷺塚古墳の鎮魂をはじめ諸説があるが、現在は春日大社、興福寺、東大寺の神仏が集合し、先人の鎮魂や慰霊、県の防災などを祈るために行う。
12時~14時30分=鹿せんべいとばし 参加受け付け=参加費300円
13~19時=「奈良ほっとスープマーケット]県産食材をアレンジした新発想のスープを提供
16時45分=春日大社境内飛火野で大とんどの火をいただく御神火奉戴祭>
17時5分=聖火行列出発
17時15分=水谷神社で松明点火
17時40分=野上神社で山焼き祭典
18時15分=大花火打ち上げ=約600発の花火は「ようこそ」「冬の星空」「伝統」「煙(きら)めき」の四つのシーンで山焼きを演出する。
18時30分=山焼き一斉点火。
※悪天候の場合29日に延期。ただし、山焼きと花火のみ実施。
また、山麓の特設ステージでは、「和装ユニット連風RENPU&米谷大輔&佐伯篤宣」が奉納太鼓を演奏する。午後4時からの「祝い太鼓」、同6時半からの「奉納太鼓」のほか、和太鼓ワークショップ(同2~3時)も行われる。
このほか、周辺では「鹿せんべい飛ばし大会」(午後0時半から)や、「ほっとスープマーケット」(同1時から)なども開かれる。
若草山焼き行事実行委員会、電話0742(27)8677。
当日の開催案内は0180(991)707。
■春日の大とんど
28日13~18時ごろ 奈良市春日野町の春日大社境内飛火野。
正月に神社に持ち込まれた古いお札やお守り、しめなわ飾りなどをたき上げる。当日、会場への直接持ち込み可。電話0742(22)7788。