明日28日は東大寺大仏殿で解除会8:00〜 |
解除会(けじょえ)は、わが国で古来より行われていた六月の晦の「夏越の祓(なごしのはらえ)」や「水無月祓(みなつきはらえ)」と深い閑係がある仏会。
当初は観音の画像を新写して除疫を祈願し、解除と大書した御幣を二本作って講堂の前庭に立てたといわれ、東大寺の講堂が焼失してからは、一時は食堂で、或いは大仏殿内の如意輪観音を本尊として勤められてきた。この解除会は、応仁・文明の乱以後一時中絶したものの、江戸時代に再興され、今日では毎年七月二十八日、大仏殿で盧舎那仏(大仏さま)を本尊として勤められている。
法要は、出仕する僧侶が直径2m余の大きな茅の輪をくぐり、8時より始まる。法要後、大仏殿内に設置された茅の輪をくぐって参拝する事が出来る。