唐招提寺の瓊花と蝶々 |
◆〝瓊花〟が花盛りの供華園
鑑真和上が好まれたとも言われるが、よく見ると中央に少し黄色味を帯びた小さな花が密集して咲き、その周りに額(がく)に見立てられる装飾花が8つ、花びらが5枚付くという。この中央が開くと芳香を放つといい、見学に来られた女性が鼻を近づけて「いい匂いがするょ!」と、お連れさんに話されていた(ガクアジサイは香はほぼしないし、装飾花や花びらの数は一定しないという)。木の高さは約4mにも及ぶ。
◆ チョウが花の廻りを飛び回る。
一般公開初の二日目22日に初めていった。境内奥まった中興堂の右側に供華園があり、10m余りの〝瓊花〟が並び、白い花を咲かせている。22日は咲き始めだったが、翌23日に再度出掛けて見ると、花の廻りを色も微妙に異なったアゲハチョウ?が、自由に辺りを跳びまわっており、中には2匹が絡むように青空の下を飛んでいた。中央の花に止まっても直ぐに飛び立っていく気ぜわしさょ。羽根の色が微妙に異なるのが面白い。