今年のバンビ1号 奈良公園で誕生する |
奈良公園の鹿苑で2日朝、今年初のシカの赤ちゃんが誕生し、可愛らしい姿が報道陣に公開された。雄で体長62センチ、体重4000グラム。記録のある過去20年間では一番早い誕生という。
今月2日午前8時30分、「奈良の鹿愛護会」の職員が掃除のために苑内に入ったところ、壁のそばに座り込んでいるシカの赤ちゃんを発見。親が全身をなめていた。シカはよろよろと立ち上がって乳を飲んだあと、おぼつかない足取りで歩き出した。職員は「ついに生まれてくれた」と胸をなでおろしたという。
TVで見ていると、公開では最初バッグから出されたときは、足もとも覚束ない様子だったが慣れてくると「ピーピー」鳴きながら苑内の芝生の上を走り回っていた。
奈良公園には約700頭の雄鹿が生息し、明年5月中旬から7月頃まで赤ちゃん鹿が誕生するシーズンを迎えるとのこと。人と鹿のトラブル防止策として、毎年4月から妊娠している母鹿約200頭を「鹿苑」に収容・保護して子鹿が母鹿と一緒に行動できるようになる7月中旬までの期間中に、特別イベント「子鹿公開」を開催して、可愛い子鹿を公開しているのが、この催しです。