よみがえる龍神信仰の場〜春日大社「龍王社」再興 |
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2018年 08月 13日
奈良市の春日大社が、創建1250年を記念して、明治時代の神仏分離令で取り壊された境内の末社「龍王社」の社殿を、約140年ぶりに境内で再建した。水をつかさどる龍神信仰の社として池の中心に建てられ、9日から参拝できるようになり、早速多くの人々が参拝に訪れたと伝えられる。 春日大社には、春日山(御蓋山)を水源として平城京に流れ込む川があるため、龍神信仰の神々が今も、本殿以外の摂社や末社にまつられているという。春日大社は、記念の年に龍神信仰の拠点ともいえる龍王社を再興することにし、現在61ある摂社・末社に加える。 8日夜、近くの総宮神社から龍王社の祭神を遷うつす鎮座祭が行われた。運気上昇や金運財運守護の御利益があるとされる。 藤原氏の氏神である春日大社の境内には江戸時代まで、氏寺の興福寺の僧侶が籠もるための建物が多くあった。その一つで、平安時代の記録に名前が残る「安居屋=あんごのや」の敷地に、龍王社があったとされるが、明治時代に神仏分離が進められ、安居屋を含めた建物は次々と撤去された。 逆に興福寺境内にあった総宮神社と一言主神社が安居屋の跡地に移転された。龍王社の祭神は、総宮神社に合祀されていた。現在、跡地には御祈祷所が立ち、総宮神社、一言主神社は西側に移っていた。今年、春日大社が創建1250年を迎えたことで機運が盛り上がり、失われた社殿の再興が議したもの。 龍王社は、御祈祷所の北側に建てられる。池は、境内北側の水谷川の支流から水を引いて造った。社殿の様式は「春日造づくり」で、ヒノキを使った朱塗り。基壇を含め高さは約3メートル。春日大社の担当者は「龍王社の再興は大社の悲願。参拝者に恩恵があれば」と話した。 春日大社は9月1日から、龍王社を含めた水谷川の周辺に集まる9社を巡拝する「開運招福 水谷九社めぐり」を始める。 御祈祷所で初穂料1500円を納め、授与された祈願札を各社に供えながら巡ると、最後にお守りと9社分のご朱印が授けられるという。春日大社は境内南側の若宮神社などを巡る「若宮十五社めぐり」が人気だが、新たなパワースポット巡りとし注目を集めそうと今からいわれているとか!。
by taisi123jp
| 2018-08-13 12:36
| 歴史・奈良
|
ファン申請 |
||