新指定・平城宮の木簡 特別陳列(3)〜奈良国立博物館 |
荷札木簡は、調・庸など地方から都へ運ばれる貢納品に付けられた札です。荷札には国名や郡名のほか貢納者名、内容品名などを明示する決まりでしたが、平城宮の荷札木簡から知られる貢納国は全国各地にわたり、品目もバラエティに富んでいます。出陳品からも、若狭・尾張(知多郡)・参河(渥美郡)・紀伊国の塩、甲斐国の胡桃、三河湾に浮かぶ篠島・析島(佐久島)から貢納された在米楚割(さめのすはやり=細長く切ったサメの干物)などが知られます。
【パンフレットより】