平城京「外京」交差点を確認 |
外京の規模は東西1・6キロ、南北2・1キロ。興福寺や元興寺など奈良時代の大寺院がある。マンション建設に伴い今年2月から約525平方メートルを調査。南北方向の道路の側溝(幅2メートル)と、東西方向の道路の側溝(幅O・8〜1・3メートル)が交差していた。道路幅はいずれも6メートル。10世紀前半まで便われていたとみられる。
平城京の設計は1尺(35・5センチ)の物差しを基準に作られた。713年に物差しが1尺29・8センチに変更。今回の道路幅は713年以降の物差しの約20尺に椙当することから、713年以降に整備された可能性が高いという。【大森顕浩、写真も】
【毎日新聞 3/7】