6月20日 平城第454次調査現地説明会開かれる |
大林研究員の説明があり、第1次大極殿院の発掘調査は昭和34年度の第2次調査より開始し、区画の東半分については、すでに奈文研学報『平城宮発掘調査報告ⅩⅠ』として報告されているという。その後、区画の西側の回廊部分を中心に調査を継続し、昨年度で回廊部分の調査を終了した。
本年度は、築地回廊内庭の状況確認を目的として、東半で未発掘だった区画内部の南東隅部分の調査を計画し、南北54m、東西29.5mの区画を、4月13日から調査を行い、現在も継続中であると話された。これで大極殿院内庭の調査は終わり、来年の平城遷都1300年祭では、ここを仮舗装してメイン会場となることも話が出た。