今年の夏期講座は? 奈良国立博物館 |
平成21年8月18日(火曜日)~ 8月20日(木曜日) 奈良女子大学講堂、
博物館(20日午後)
応募:往復ハガキ 7月24日締め切り
今年も恒例の夏季講座を開催いたします。今年のテーマは特別展「聖地寧波 日本仏教1300年の源流~すべてはここからやって来た~」に合わせて、中国と日本との架け橋となった仏教美術を中心に取り上げます。 中国・浙江省の港湾都市「寧波(ニンポー)」は、観音信仰で有名な普陀山(ふださん)や仏舎利信仰の中心となった阿育王山(あいくおうざん)などを擁し、中国仏教の聖地、最新の仏教文化の拠点として、日本の僧侶たちの憧れの地でもありました。特に日本禅宗の草創期に活躍した祖師たちは、ここ寧波の天童山(てんどうざん)にて禅を学んだと言われています。 今回の夏季講座では、寧波から船出してわが国にもたらされた仏教美術の名品や、寧波に留学した日本僧たちのその後の活躍など、平安から室町時代にかけて、中国・宋から明時代の仏教美術・仏教史の重要問題を取り上げ、第一線の研究者をお招きして講演を頂きます。特別展の観覧と併せて、是非この機会にご参加下さいますようご案内申し上げます。